運動、リハビリ

【予防】膝痛で歩けない!関節を適切に使い予防につなげる方法

投稿日:2019年1月9日 更新日:

どうもです。

 

今や医療の発展が目覚ましく治る病気がどんどん増えています。

再生医療では脊髄損傷やパーキンソン病の治療が進み、整形外科では人工関節の性能が著しく良くなり、10~15年の耐用年数しかなかったのが今では25年~30年の耐用年数があり人工関節への手術リスクが軽減され治療後、長持ちするようになっています。

このように病気になっても長く生きられる時代です。

しかし、病気ありきの身体で年をとるのはつらいです、できれば病院に頼らず健康な身体を作って維持していきたいものですよね。

 

そのためにはやはり ”予防” が大切です!

 

いろいろありますが今回は、”膝” の予防を解説していきたいと思います。

 

膝痛を予防しよう

高齢になると膝が痛い人って結構多いと思います。

若い時から、膝周りの筋肉を酷使して痛みが出やすくなり、酷くなると骨が変形し軟骨がすり減り、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)で人工膝関節の手術をすることもあります。

 

この膝関節の病気は、歩き方や姿勢などから関節を酷使した後天的による病気がほとんどです。

 

言いかえれば、正しい姿勢や歩行を身につけることで ”予防” につながることにもなります。

予防医学なんて言葉もあるように、世の中では予防することが大切なのは分かっていると思いますが、ではなにが予防になるのか具体的に説明していきます。

 

 

膝痛の予防に大切なこととは

「この運動が予防になる」と言っても人それぞれ身体の状態が違うので一概に良いとは言えません。

では、何が必要かというと大きく2つあります。

 

1・・身体の仕組みを知っておく

2・・自分の身体が仕組み通り機能しているか

 

この2つが予防するための基礎になります。

ここを理解せずにいきなり、マラソンや筋トレなど初めても、継続できなかったり怪我をするなど失敗するケースが多いです。

まずは身体を理解するところからはじめましょう。

 

 

膝関節の仕組みを理解し膝痛予防に

膝関節は、大腿骨と脛骨、そして膝蓋骨(しつがいこつ)から構成されています。

脛骨の関節部分はほぼ平らな形をしていて、その上を、大腿骨の丸い先端が転がるようにして動きます。

平らな板と丸いものの組み合わせで、それが転がるのですから、とても不安定であることが想像できます。

そのため、大腿骨と脛骨をつなぐ主として四つの靱帯(じんたい)と半月板が、膝関節を安定させるために重要な役割を果たしています。

詳しく載っていた「関節が痛い」さん

膝周りの骨と筋肉の構造

 

この、”大腿骨(だいたいこつ)”、”脛骨(けいこつ)” 2つの骨だけでみたら、膝は非常に不安定な関節なのが分かりますね。

でも大丈夫、この2つの骨がずれないよう一定のポジションに保つため、”靭帯”、”筋肉” がサポートし、また、”軟骨”、”半月板”、”関節液” がスムーズな関節動作を実現させています。

これらはもともと備わっている機能なので、単純にこの機能を適切に使い続けていけばそれが ”予防” になるのです。

 

 

膝を適切に使い膝痛予防に

次に適切な良い膝のポジションと悪いポジションを見てみましょう。

正常な膝と悪い膝の骨の様子

”O脚” ”X脚” は代表的な悪いポジションとして知っているかたは多いと思います。特に日本人はO脚から変形性膝関節症になる方が9割と言われています。

 

では正しい膝のポジションにするためには、

0脚と正常な足

横からみると

横からみた時の正しい姿勢

 

膝を内側に締める意識と、お尻や上半身も正しいポジションにすることで、足は垂直にバランスのとれた正しい姿勢がとれ、また、”靭帯”、”筋肉” の燃費を良くし、”軟骨”、”半月板”、”関節液” の消耗を減少させることにつながり、健康な膝関節を維持することができるのです。

正しく膝にかける重心を意識していくことが長く歩行するために必要なことです。

 

 

まとめ

今回は、膝の予防として正しい膝のポジションを説明していきましたが、膝に限らずその他の関節も正しく使えていれば、痛みや壊れるこもなく予防されます。

ただ、実際に正しく再現するためには練習が必要になりますので、まずは今の身体がどうなっているのか、O脚になっていたら姿勢を意識して改善できるように今できることからはじめてみましょう。

ゆる太

 

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