どうも、8時間睡眠をとることが大事だと思っています。
介護施設やご自宅で過ごされる高齢者の方で、車椅子を使用して移動したり、車椅子で生活している方がいると思います。
車椅子は気軽にレンタルが出来ますし自分の体に合わせて種類も選べる、使用する人も介護する人も非常に快適、便利で素晴らしい介護用品ですよね。
たくさんの高齢者の方が使用していると思います。
しかし、便利だからといって車椅子に長時間座り続けると体はどうなるのか、いろんな症状がありますがその一つ、お尻から腰にかけての痛みや疲労です。
実際に腰が痛いなんて悩まされた経験がある人もいるのではないでしょうか。
今回は長時間の車椅子での姿勢について考えていきたいと思います。
車椅子で長時間過ごすと筋肉が疲労する
そもそも車椅子に乗る方とは、どういう方でしょうか?
高齢で歩けない方や立っていられない方、バランスが悪い人なんかは車椅子を使用すると思います。
要するに自分で動作が難しい人が使用するということです。
もう少し細かくいうと、筋力が低下し筋肉が細すくコリ固まり関節の可動域が狭くなっている方とも言えます。
では車椅子に座るとどうなるか
コックピットにビタッと収めた感じで安定感はあると思いますが身動きはできず制限されます。
さらに長時間座りっぱなしだとどうなる?
身動きがほとんど出来ない状態、ですがあなたの体は支えるために筋肉はその場で筋力を発揮し続けています。
筋肉は伸び縮みが出来ない状態で筋力を使い続けると、血流が滞り疲労物質や痛みの物質など老廃物は循環されず疲労感や痛みとして体に症状が表れてきます。
体は悲鳴をあげている状態です。
ここまでくると座っていることが苦痛に感じ、体はそうとう辛いはずです。
では、これを改善するためにはどうしたら良いのか
縮んでる筋肉を伸ばす
車椅子に座っている体勢はどんな感じでしょうか?
お腹周りの筋肉は縮んでる状態です。
このお腹周りの筋肉を縮み続けた状態でいると硬くなり、姿勢を起こすことが困難になります。
例えば、デスクワークを長時間している人が立ち上がり伸びをするときに強張って伸びにくいことがあります。実際に経験がある方もいると思いますが、これが高齢者になると姿勢が曲がった状態で固まり自分で立つことが難しくなります。
そうならないためにも体を伸ばして予防、改善させましょう。
お腹周りを伸ばす方法
- 腕を上げながら、おへそを前に突き出すように体を伸ばす。
- 車椅子からベッドに移動し寝かせた状態で体を伸ばす。
- 立てる人は車椅子から一旦立たち上がり体を伸ばす。
高齢者に多い車椅子からの滑り落ち
ゆる太が見ている方で、ご自宅や介護施設で実際に車椅子を使用している人がいますが良くご家族から相談されるのが車椅子からの滑り落ちです。
どういうことか
車椅子に座っていると、お尻がどんどん前にずれていき、滑り台から滑っていく感じで車椅子から落ちてしまう事です。
なぜこんなことが起きるのか
これは縮んでいる筋肉が凝り固まり辛い状態から体を元に戻すために筋肉を伸ばそうとする体の防衛本能だと思います。
分かりやすく例を出すと”寝返り”です!
寝てるときに無意識に向きを変えることがありますよね。
一定の体勢がきつくなり体や筋肉への負担を分散させるために勝手に向きを変える機能です。
これと同じで、車椅子に長時間座っていると曲がったままの体はもう辛い状態です。
定期的にこのお腹周りを伸ばすストレッチをすることで、筋肉の凝り固まりが和らぎ痛みや強張りが解消され滑り落ちもなくなるこということです。
まとめ
いかがでしょうか、車椅子は目的地に着くための移動手段としては最適な介護用品ですが、体の事を考えると一日中座りっぱなしは腰痛などの体を痛める原因にもなります。
ポイント
- 車椅子に長時間座り続けると疲労の原因になる
- 定期的に体を伸ばす
- 体を伸ばすことで車椅子からの滑り落ち予防にもなる
なんにしても早めに対処してあげることが大事ですね。
ご参考に