筋肉をストレッチ ゆるめる

あなたの背中は大丈夫?背骨が硬い、原因と改善方法を教えます。

投稿日:2019年3月13日 更新日:

どうもです。

 

日常動作をするときに、背中や腰が、”重い、硬い、痛い” と背面に何か感じることがありませんか?

 

それってもしかしたら、“背骨” を固めていることが原因かもしれません!

 

「え?背骨って背中にあるあの骨のこと?」

 

そうです!

背骨という名前は、もちろん聞いたことがあると思いますが、背骨を固めるとはどういうことなのか?

そもそも、背骨自体は身体を支えるための主軸となり、また背骨の中には大事な神経の束が通っており、それを背骨が守る役割がある大切な骨です。

 

そんな背骨をなぜ固めるのでしょうか?

神経を守るため?

主軸として固定するため?

背骨をもつ動物は固めているのか?

 

その場で動かない、木やビルや電柱でしたらガチガチに固めるのはわかりますが・・・。

 

今回は生物として、背骨について考えてみたいと思います。

 

【背中を固めないための原因と改善】背骨をもつ生物たち

背骨は別名、”脊椎(せきつい)”とも呼び、背骨のある仲間を”脊椎動物(せきついどうぶつ)”と呼びます。

そもそも脊椎動物とはどんな動物がいるのか?

中学生の理科で習ったのですが・・^^;

改めて調べてきました。

 

脊椎動物と無脊椎動物に分けられるのですが、今回は脊椎動物に焦点をあてます。

 

脊椎動物

背骨のある動物で、そこから5種の仲間に分類されます。

 

魚類⇒マグロ、ウナギ、サメ・・

両生類⇒イモリ、サンショウウオ・・

爬虫類⇒ヘビ、トカゲ、カメ・・

鳥類⇒ハト、フクロウ、ペンギン・・

哺乳類⇒人間、チーター、イルカ・・

 

人間も脊椎動物として、仲間なので遠い遠い親戚みたいなものですかね。

 

特に活発に、背骨を使う動物は “魚類” ではないでしょうか

背骨をクネクネと尾ひれを横に動かし水の抵抗をものともせずスイスイ泳ぐ姿をみると背骨は魚にとって、大切な移動手段になっています。

 

ここでもう一度、分類をみてみると “哺乳類” にも海中の動物がいますね。

 

イルカ!

 

海獣(かいじゅう)といって水辺に生息する動物で、他にも ”クジラ、シャチ、アザラシ、セイウチ” などもそうです。

 

イルカも上手に、スイスイ海の中を泳いでいますが

魚とは背骨の動きが違い、縦にクネクネ動かしながら泳ぎます。

 

魚類とイルカの背骨の動きの違い

いきもの通信

イルカの背骨の使い方は、陸上動物の背骨の動きに似てますね。

 

 

魚とイルカの見た目は尾ひれの向きが違います。

 

魚は背骨を横にクネらせるので尾ひれが縦になり、イルカは背骨を縦にクネらせるので尾ひれが横になっています。

 

 

今、紹介した水中で生活する生物は、同じ背骨があり同じように神経が通っている動物です。

でも背骨を固めて泳ぎません、また共通して背骨を巧みに使い生活しているのがわかります。

 

もしこの、背骨を固めてしまったら?

 

上手に泳げないのでエサも取れず、天敵から逃げることもできません。自然界では生きていけませんね。

草原を走る、ライオン、チーター、ウサギやウマ、などの陸上動物も一緒です。

自然界では命に関わるぐらい、大事な背骨!

 

逆に、背骨をあまり活用せず防御を重視するような動物も

”カメ、ハコフグ” など背骨の動きを制限して素早さを捨て、身体の周りを硬い甲羅や皮膚で覆い身を守ることを自ら選んだ生物もいます。

すぐに始められる!硬くなっている筋肉をゆるめて脳を再教育します。

 

このように、背骨を動かす動物と動かさない動物の2通りいますが

 

“素早くスムーズな動作をするため”

 

を考えると、やはり背骨を柔軟に使えることが大きな鍵になります。

 

では人間はどうでしょう。

人間は甲羅や硬い皮膚などで覆われていません、防御ではなく背骨を動かす動物になりますね。

そう考えると

 

「あなたの背骨は固まっていませんか?」

 

 

【背中を固めないための原因と改善】直立するためには拘束は必要?

もちろん人間は意識して固めているわけではありません

 

赤ちゃんのときはユルユル、グニャグニャで柔軟性が高い状態から、直立二足歩行ができる頃には背骨の固まりが始まってきます。

骨盤をおこし、背骨のてっぺんに頭を乗せながら二本足で立つためには、頸椎や腰椎といった最低限の背骨の拘束は必要でしょう。

 

しかしそれ以上の背骨の拘束は、バランスを悪くさせ、転びやすく、歩行を遅くさせるように身体動作が制限されます。

 

身近にいませんか?

 

若い人にも増えてきましたが、特に”高齢者”が多いです。

 

 

【背中を固めないための原因と改善】高齢者の背骨は

背骨は24個ある椎骨が重なり絶妙な、“S字湾曲” したクッション性の高い骨なのですが、背中を丸くさせ前に倒れないように歩いている人を見かけます。

人の背骨の数

そんな方は、背骨のクッション性を使えず、骨と骨の間にある軟骨には圧迫が強くなり徐々にすり減り、椎骨がずれ神経に触れたりなど背中の病気になることもあります。

 

背骨が曲がった高齢者の女性

 

もちろん、はじめから背中を丸くさせ背骨を固めているわけではありません。

先程、説明した通り赤ちゃんの頃は背骨は柔らかく可動しています。そこから徐々に背骨の拘束は始まりますが

それでも幼児期や小学生、中学生とう、まだまだ柔らかい背骨をしていますし、大人になっても柔らかく維持している人も実際にいます。

 

ただ厄介なことに、現代では固めるための環境が、ありとあらゆる所に存在するのです。

代表的なのが、スマホ、タブレット、パソコンを見る姿勢

さらに、プラスされると悪影響なのが

 

“座る”

 

座る環境が過剰すぎること!

そもそも、座ることは動作として問題はないのですが、長く座り続けることが大きな問題になります。

 

例えば、座って作業するときは身体を大きく動かすことはなく、細かな手作業など末端を使うことが多いと思います。

さらに作業中は頭は前かがみ、背中を丸くさせ悪い姿勢に矯正されてしまうのです。

デスクワークで背中が曲がる男性

さらに、車、電車、飛行機など長距離移動するときや、歩ける距離なのに車で移動するなど座って移動する乗り物が多くなっているということ。

一回二回でしたら問題ないのですが、自覚を持たずにいると一日に数回、一年に数万回、一生かけて・・・Σ(゚Д゚)!

 

それが積み重なり背骨の拘束が末期に達してしまうと、もう体幹は箱のように固まり動きも、ぎこちなくなってしまうのですね。

 

そうならないためにも、柔軟性を維持する必要があります。

 

【背中を固めないための原因と改善】背骨をゆるめる方法

少し話しましたが、背骨は24個の椎骨が重なり合ってできています。この背骨を、3本?、8本?、16本?など、実際の数を知らない人がほとんどではないですか、なかには1本と勘違いしている人もいますね。

 

専門化でなくとも、背骨の数を覚えておいた方が「ゆるめる」のには都合が良いですよ。

人の背骨の数

この椎骨は一つ一つの可動域は小さいですが、その他の椎骨が同じように傾けば大きな動作となります。

 

前屈のように前に倒す動作

前屈をする夫婦

これは腰椎、胸椎の椎骨が傾くことで背部が湾曲されて前に倒すことができます。

 

 

では実際、背骨を ”ゆるめる” ためにはどうしたら良いのか?

椎骨は一つの可動域が小さいと説明した通り、前屈のような大きな動きは必要ありません、24個の背骨を一本ずつバラバラにするイメージで前後左右、背中を ”ゆらす” のです。

 

 

もう少し分かりやすくすると

仰向けに寝てもらい、首、肩甲骨、骨盤、を左右前後上下と細かく、ゆらす感じで動かします。ここで大事なのは24個の椎骨を一本一本動かすことでより効果的に ”ゆるめる” ことができます。

そして脳に訴えかけます。

 

「ゆるめるよ!」

 

と伝達し続けることで、背中周りの柔軟性が習慣化されようになるのです。

この方法なら無理な捻りや強く筋肉を引っ張ることがないので安全に行えます。

速く歩けないのは体が硬いから、筋肉をゆるめることで機能改善します。

 

まとめ

いかがでしょうか、動作するのに背骨が大事なのがわかったと思います。これから長く歩き続けるためには、自分の身体を理解して動作することで非常にエネルギー効率の良い身体の使い方が身につきます。そのためには背骨を固め過ぎないようにすること、まるで魚やイルカになった気持ちで背骨をクネクネ動かしてケアしましょう。

人間も同じ脊椎動物ですから、きっと潜在意識では理解しているはずです。

 

コチラもどうぞ⇩

なかなか自分で運動はできない、正しくできているか分からないと不安になる人もいると思います。特に高齢になり今までのように思うように動けなくなったと思う方は、ゆる太のパーソナルトレーニングご相談ください。

 

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