正しい歩き方

高齢者で歩くのが難しかった人が「足の裏を意識」この一言で歩き方が変わった!

投稿日:2018年11月29日 更新日:

どうもです。

 

私がトレーニングをするうえで、いつも意識していることが指導するときの言葉選びです。ブログを書いていても、専門的なワードをださないように出来るだけ噛み砕いて伝えるようにはしています。

実際お客様に理解してもらえないときは言葉を変えて会話しているのですが、逆にお客様の一言から適切なワードが飛び出してくることがあります。

今回のワードは実はお客様から出た言葉がきっかけでした。

そのワードは歩行指導中に出たお客さんからの一言

「足の裏を意識すれば良いですね」

をきっかけに、この方は面白いように歩行動作が良くなっていきました。

 

ゆる太さん、たまたまでしょー!

 

最初そう思っていましたが、驚くことに別の方のトレーニングにも「足の裏を意識して歩く」ことを指導したら、これもまた良い歩き方になってびっくりです。

データとしては少ないのですが現在高齢者の指導を13名おこっています。多少の差はあるにしろ “足の裏を意識” させたときの歩行指導では皆が良い方向に変化してくれました。

タイトル通り「ついにみつけた!!」感満載です。

せっかくなので皆さんと共有できるように分かりやすく説明していきますね。

 

「足の裏」を意識して歩けば良いのです!!

 

歩行の基礎は、「股関節の伸展」を記事にしてますので一緒に読んでみてください。

はじめよう一日一万歩よりも正しい十歩!効果てきめん歩行術

 

 

なぜ足の裏なの?

 

なぜ、足の裏を意識することでこんなに皆さんが向上したのか私なりに分析しました。

本来、歩行するうえで股関節周りや骨盤周り、姿勢といった体幹部を意識することが大事なのですが、そもそも体幹部と呼ばれる胴体は単純に意識しにくいです。

逆に指や手首足首など末端に位置する部位は普段使うことが多い場所なので、非常に意識しやすい所になります。

 

 

 

歩く時に足の裏から情報が伝わる

足の裏は比較的意識しやすい部位だということがわかりましたね。

ただ意外に普段は意識してないのが事実で、初めは足の裏に集中させる練習をしたほうが良いです。集中させると足から伝わる情報がたくさん感じると思います。

 

例えば

いかにも足元が危ない橋を渡るとします。どうやって渡りますか?

足場を確かめながら渡りますよね?

橋の上で足元を怖がる男性

 

このとき「体重かけても大丈夫そう」「ここは体重乗せたら危なそう」など足の裏からの、いろんな情報から身体は動作しているのがわかると思います。

足裏に集中することで、その場面ごとに正しい身体の動きができます。歩行するのにあたって非常に大切なのがわかりますね。

 

 

 

歩く時に足の裏を意識で姿勢も良くなる

もう一度言いますが歩行には、股関節、骨盤、姿勢など体幹部(動体)のポジションが大事です。しかしこの足の裏を意識することで、体幹部(胴体)も同時に良い姿勢になることがわかりました。

 

正しく足の裏をつける歩行

 

赤い線引いてある動作を見てください。足の裏が地面についているとき、地面に対して垂直な状態なっていますね。ここが体幹を意識させる大きな要因になっています。

結果、股関節の伸展に繋がり、骨盤を起こし姿勢のポジションが安定させることになるのです。

 

 

さらに詳しく説明すると

正しく歩けてない人は最後まで重心を乗せきる前に歩いてしまう、説明が難しいですが、

ようは足の裏が地面に着いている時間が短いので、全身の筋肉が機能する前に脱力してしまい他の筋肉に負担をかける、非常にエネルギー効率の悪い疲れる歩行をしていることになります。

これが歩行を困難にする原因の一つです。

 

正しく足の裏つける歩行

 

もう一度見てみましょう。地面に対して身体が垂直になっているのがわかると思います。

足の裏を意識させることで、しっかりと最後まで重心を乗せきることができ、下半身と上半身が連動されてスムーズな歩行が可能になります。

これが足の裏を意識したときのメカニズムになります。

 

 

足の裏を意識した立ち方歩き方

 

立位時

両足の裏を意識して足の裏全体を地面についているイメージをもちます。

慣れてきたら左右に重心を傾けて、5秒片足に体重をかけます。このとき体重が乗っている足と乗っていない足の裏の差を感じてください。

目安:各10回を目安におこないます。

注意:足元を見ないように、感覚的に足の裏を意識しましょう。頭の中で足の裏をイメージしてください。

 

歩行時

立位時よりも、重心の変化が大きくなりますので、バランスを意識して足の裏に集中してみましょう。

特に地面についているときの軸足になっている足の裏は意識を強く、足からの情報を素早く察知してバランスをとれるように心がけましょう。

目安:一日10歩で構いませんので、その10歩だけには集中して練習していきましょう。

注意:身体がふらつかない程度にゆっくりと歩行します。足元に集中してますが、決して力まないように気をつけましょう。

 

 

まとめ

いろいろ書きましたが、あまり考えすぎずシンプルに「足の裏を意識する」を実践してみましょう。

あとは自然と身体が対応してくれますので無理なくできますよ。

ちなみに、ゆる太も普段から意識して歩いてます。身体の状態を常に探って、もし膝が痛く感じたらすぐに姿勢を整えていけば、あっという間に痛みは消えます。

膝が悪いのではなく姿勢が悪いから痛くなったのです。こんな感じで対応してあげれば、大きな痛みにはならないですよね。

 

ゆる太

 

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