正しい姿勢

膝に痛みがあり歩けない!たった2つのポイントで膝を長持ちさせる改善術を教えます

投稿日:2019年1月25日 更新日:

どうもです。

 

日常動作をしていて、膝が痛くなるときってありますよね。

一瞬「いた!」ってなってすぐに戻るのでしたら良いのですが、頻繁に痛みが出るのでしたら、膝への負担が大きい姿勢をしている可能性が高いです。

 

以前の記事で書きました⇩

【予防】膝痛で歩けない!関節を適切に使い予防につなげる方法

 

今回は、膝を痛めないためには何から始めたら良いのかを説明していきます。

 

 

膝の痛みを改善、膝は不安定な関節だった

以前も、書きましたが膝関節は非常に不安定で、骨は平らなお皿の上に丸い球を乗せている状態、この骨がずれ落ちないように筋肉や靭帯がサポートしています。

 

膝周りの骨と筋肉の構造

 

因みに、膝を支える筋肉として ”太ももの前の筋肉(大腿四頭筋、だいたいしとうきん)” は身体の中で一番大きな筋肉です。

それだけ強靭な筋肉が膝を支えているのですが、それでもちょっと無理な体勢をとり、膝への負担をかけると簡単に痛みを作ってしまうぐらい不安定な関節です。

 

 

膝の痛みを改善、膝に負荷がかかる原因

体重が重い、筋力が低下、生活習慣病、加齢など一般的にはいくつか言われていますが一番は

 

”重心のかけ方(体重の乗せ方)

 

どういうことか

 

例えば、ウエイトリフティングのように何百キロも持ち上げる人は簡単に膝を壊してしまう?

ウエイトリフティングで重量を持ち上げる女性
ウエイトリフティング 「女子48キロ級」三宅宏美さん

そんなことはなく、重量が加わっても正しい重心ポジションに保持することで、膝への負担を軽減されています。

 

例えば、フルマラソン42.195㎞を2時間弱で走るマラソン選手は筋肉は細いので膝を痛めている?

燃費良くマラソンを走り切る女性
マラソン高橋尚子さん

そんなことはなく、負担をかけないよう一定の重心ポジションで走っているので大丈夫です。

 

 

”重心のかけ方(体重の乗せ方)

 

 

が大事なポイントなのです。

 

体重が重くても、筋肉が細くても、重心が正しく乗っていれば関節には問題はありません。

てこと、逆に言うと

筋骨隆々の引き締まった身体をしていても、重心が身体の中心からずれていれば負荷がかかり、腰痛や関節痛などにもなります。

 

もちろん、筋力も大事なのですが重心が定まっていないと無駄に筋力を発揮してしまうので、まずは重心の位置を把握することが大切です。

 

 

膝の痛みを改善、正しい重心位置

では、正しい重心の作り方を説明していきます。

ポイントは

 

1.支持基底面(しじきていめん)

2.重心

 

この二つを理解しておけば、自分が今どのポジションにいるのかが分かり、膝への余計な負担を軽減することができます。

 

“重心”はわかると思いますが、聞きなれない ”支持基底面” です、これは体重を支えるために、床に着いている部分の範囲を示しています。

図③

立った時の人の重心の場所

リハビリ辞典

 

③が支持基底面の範囲です。

①の重心のポジションを真下に落として(②)中心に乗っていれば安定しています。これは膝関節だけに限らず他の関節への負担を少なくする、ポジションの基礎になりますので覚えておくと良いです。

 

バランスを両手でとる男性

支持基底面の中心に重心を乗せれば、こんなこともできちゃいます!

 

 

膝の痛みを改善、膝に負荷がかかるポジション

膝に負荷がかかる姿勢は、エネルギー効率が悪く筋肉は疲弊し軟骨や骨の変形にもつながる可能性がありますので気を付けましょう。

 

反張膝(はんちょうひざ)

正常な膝と変形した膝の様子

赤い縦線が重心線です。反張膝は膝の中心から後ろにずれているのがわかります。これは膝に負担がかかる重心になります。

 

O脚

0脚と正常な足

足元の赤く囲った枠が支持基底面です。

O脚は膝の位置が支持基底面より外側にずれているのがわかるとおもいます。重心を支える膝が中心からずれているので膝に負担がかかるポジションになります。

 

代表的な膝への負荷がかかる姿勢を紹介しましたが、身体は基本 ”重心””支持基底面” がしっかり合わさっていれば倒れることはなく、関節への負担がかからないようにできているのです。しかし、

重心がずれると負荷がかかるのですが、これが少しずれてる程度だと自覚症状は小さく、中心からずれていることにも気がつかずに生活していることが多いです。そのまま膝関節に負荷をかけ続けて蓄積されると、加齢とともにいつの間にか関節が変形して、手がつけられない状態になっていることもありますので気をつけたいですね。

 

上記で紹介したように、姿勢が崩れると関節に負荷がかかり、痛みとなって表れてきます。そうならないためにも、バランスの仕組みや正しいポジションを覚えて、膝をもっともっと長持ちさせましょう。

 

まとめ

基本的に身体の重心が中心に乗っているかどうかを、素早く察知できると非常にエネルギー効率が良く安定して動作ができるようになります。

ゆる太のお客様にも膝を痛めている人や人工関節を入れている人が多くいらっしゃるので、今回は膝について説明しましたが膝に限らず関節を長持ちさせるためには、基本姿勢が大事になります。

本当は、こういうことって成長期の義務教育の時に習えると良いと思いますけどね。

最後にもう一度

”重心のかけ方(体重の乗せ方)

であなたの膝関節は守られます。

ゆる太

 

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