正しい姿勢

あなたを支えているのは?足です!О脚・内股は歩行を妨げる原因に!

投稿日:2019年3月7日 更新日:

 

どうもです。

 

突然ですが、支える(ささえる)の意味をご存知ですか?

 

「倒れそうだから支えてー!」なんて言いますよね。

 

正確な答えを調べてみました。

 

「力を加えて、物が落ちたり倒れたりしないように押さえたり、つっぱったりすること」

他にも

「援助する、支援する」「家計を支える」「人に支えられる」

がありましたね。

 

「ジェンガ」って知ってますか

バランスをとるおもちゃ

積み木を3列互い違いに積み上げて、1個ずつ引き抜いて倒したら負けのゲームです。

これ、倒れそうになると思わず手で支えてしまう・・反則ですけど。

 

いろんな支えるがありますが、今回は自分の足で身体を支えるについて考えていきたいと思います。

 

あなたは

 

自分の身体を支えきれていますか?

 

「立ったり歩いたりできているから支えられているよ!」

 

と思いきや実は、土台となる骨の位置が適切でないと、正しく支えきれているとは言えないのです。

 

その代表的なゆがみの一つが、O脚

0脚の足

 

みなさんも聞いたことはありますよね、もしかしたら実際にO脚の人もいるのではないですか。

 

ちなみに、ゆる太が今まで見てきた人たちでも三大、悪い姿勢として、”猫背”、”反り腰”、”О脚” はゆがみランキングベスト3に君臨しています。

それだけ世の中に多い症状なのですね。

 

どのゆがみも共通することが、突然ぐにゃとゆがむのではなく、気が付いたら変形しています。

O脚も一緒で痛みなどの自覚症状がないぐらい、ゆっくりじっくりと負荷が掛かり、いつの間にかO脚が酷くなっているケースが多いです。

歯の矯正と一緒ですね、時間をかけて歯を締め付けながら綺麗に矯正する。

結果は真逆ですが、悪い姿勢に矯正されていく状態です。

 

しかも今では、あえてO脚にして歩いている若い女性が街にあふれています。最近では男性もよく見かけます。

 

言い方を変えると

 

“内また”

 

アイドルやアニメの影響なのでしょうか「足が細く見えるから」、「かわいく見えるから」なのか、一時的なポーズとしてとるぶんには問題ないのですが、その状態で生活するのは問題です。

 

高齢になれば、いやでもО脚になりやすい身体になるというのに、まだ柔らかい筋肉をしている若い人たちが早々にО脚を受け入れてしまったら長く生きられるこの時代、若い人たちの未来がどうなってしますのか、今から心配です。

 

とはいえ

実際、誰からも教わってない人が多いのも事実です。そんな人のために説明していきます。

まずは下半身の構造からみていきます。

 

【О脚・内股は歩行を妨げる原因】下半身の支え

まずは足の骨をみてみましょう。

 

足の骨の状態

こちらは左足です。身体の部位でいうと

・大腿骨(だいたいこつ) ➩ 太もも

・膝蓋骨(しつがいこつ) ➩ 膝

・脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ) ➩ すね・ふくらはぎ

・内踝(ないか) ➩ 内くるぶし

・足関節(そくかんせつ) ➩ 足首

・足骨(そっこつ) ➩ 足の甲、裏

 

この骨たちが身体を支える土台になります。

 

足の指や足首など末端の骨は小さく機能性重視の骨で、そこから上にふくらはぎ、太ももと中枢に向かっていくと骨自体が太く長くなり、上半身の支えを重視した骨になります。

 

どれも大切な役割がある骨ですが、ここで注目したいのが、”脛骨””腓骨” の2つの骨です。

もう少し詳しく見てみましょう。

 

脛骨は身体の中で2番目に長い骨で、ここから想像つくように身体を支える大きな役割があり、膝蓋骨とも繋がっているので立ったり歩いたりなど動作をするときの重要な骨になります。

ちなみに1番長い骨は大腿骨(ふともも)です。下半身の強大さがわかりますね。

 

脛骨はぶつけると痛い別名”スネ”、弁慶の泣き所とも言いますね。

子供のころよくぶつけた記憶がある、ゆる太です( ;∀;)

 

そして脛骨の外側に並んでるのが腓骨です。

腓骨は脛骨の4分の1しかない比較的、小さい骨です。脛骨のように身体を支えるのではなく歩行など、着地した衝撃を吸収する役割があり、脛骨をサポートしてくれる骨になります。

この2つの骨に触ることもできます ”外くるぶし”は腓骨、”内くるぶし”は脛骨です。

 

では一つ質問です。

脛骨と腓骨のどちらに体重を乗せるべきかわかりますか?

 

 

 

正解は

 

身体の中で2番目に長くて大きな骨、

 

“脛骨(けいこつ)”

 

に体重を乗せるのが正解ですね。

単純に太い大きな骨に乗せるのが一般的だと思いますが

 

しかし、なぜか

小さい腓骨に体重を乗せている人がいるのです!

足の膝の状態

 

もう一度、脛骨と腓骨を比べてください、どう見ても大きさが違う腓骨側に体重を乗せるなんてと思いますが、しかし実際に乗せているのです。

 

そしてこれがO脚の原因となります。

0脚になっている足

これほっとくと大変なことに

 

このО脚は、脛骨の外側にある腓骨に体重を乗せるので、膝が外側に開き膝関節や股関節などに余計な負荷がかかり、軟骨はすり減り最悪、関節の障害をおこして人口関節を入れる人もいます。

 

 ”内また” で、歩いている人はO脚予備軍です。やめたほうが良いですよ!

 

ただ、無意識でO脚になっている人が多いのも事実です。

 

しかし、身体構造やメカニズムを知っていると意識的に予防改善することができます。

 

悪くさせないためにも、正しく適切な骨の位置で体重を乗せる意識をしてみましょう。

 

【О脚・内股は歩行を妨げる原因に】正しく脛骨に乗せる

脛骨に体重を乗せてみましょう。

 

0脚の足と正常な足の状態

 

 

内くるぶしは脛骨なので、それのちょっと内側に体重を乗せてみましょう。

あとは勝手に筋肉が機能してくれますので、まずは脛骨の位置を意識して垂直に乗せてください。

かかと側に体重が乗りバランスが安定してきます。

脛骨にしっかり乗せれるようになれば、膝蓋骨や大腿骨にも正しい位置に乗り、膝関節や股関節の動きも良くなり歩行がスムーズになります。

 

まとめ

いかがでしょうか、上半身の姿勢も大事なのですがその身体(体重)を支える土台となる下半身が正しい位置で支えらていないと、上半身の負荷に耐えられなくなり、あとあと歪みとして表れ関節が機能しない状態にもなり兼ねません。

今から意識して、しっかりと自分の身体を足で支えきることが健康体として長く歩き続けられる秘訣になります。

 

コチラもどうぞ⇩

なかなか自分ではできない、正しくできているか分からないと不安になる人もいると思います。特に高齢になり今までのように思うように動けなくなったと思う方は、ゆる太のパーソナルトレーニングご相談ください。

 

ただいま、無料体験レッスンを実施中です。

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