どうもです。
子供のころはよく病気や怪我をした覚えがありますが、年々病気や怪我は減り病院にお世話になることがなくなりました。
そもそも、”寝不足が続いたら熱がでる”、”雨の日は滑りやすい”、など単純に自分が病気や怪我をするという経験や記憶という情報が積み重なり何かが起きる前に予防できるようになったのだと思っています。
日々改善されているのですね。
今の話でもそうですが
体はもともと、一定の状態を維持する能力があり環境に耐えられるように順応する力が備わっています。
回復 ➩ 改善
を繰り返して生きているということです。
今回は高齢者の運動能力低下について回復改善される機能と個人的な考えも合わせて説明していきます。
高齢になると運動能力が低下する?!
みなさん共通して加齢とともに運動能力が低下すると思っていますよね。
実際に高齢者は、歩行困難、ふらつき、つまずき転倒、などなかには骨折なんて大怪我をする人もいるのではないでしょうか!
統計的にも出ています、こちらは大和総研グループさんの統計ですが年齢別の医療費です。
(見にくいですすみません(-_-;))
乳幼児の医療費よりも、前期高齢者(65歳~74歳)から後期高齢者(75歳以上)にかけてが圧倒的に医療費が多いという調査が出ています。
医療費がかかっているということは病気や怪我で受診していることになり、それだけ65歳以上の人はなにかしら体への不具合を感じていることが想像がつきます。
この調査をみると高齢に比例して運動能力が低下すると思ってしまうのも分かります。
ここでゆる太が
「運動能力は低下しません!」
なんてだいそれたことは言えません、調査結果として数字に表れているのは事実です。
ですが!!
「高齢者は運動能力が低下するので諦めて下さい」
なんても思いません
高齢者 = 運動能力低下
イコールではないと思っています。
冒頭でも話しました
体はもともと、一定の状態を維持する能力があり環境に耐えられるように順応する力が備わっています。
これは誰でも共通しているからです。
先ほどの調査結果に戻りますが、乳幼児(0歳~4歳)の医療費も高齢者ほどではないですが多くかかっています。
乳幼児(0歳~4歳)の病気や怪我をしやすい理由はなんとなく分かりますよね。
- 抗体が少ないので新しい病気にかかりやすい
- 怪我をした体験が少ないので危ない行動をしてしまう
つまり
人生の経験値が少ない
ということです。
さて今、乳幼児は人生経験が少ないということに触れましたが、それでは高齢者はどうかというと
圧倒的な人生の経験者ではないですか!!
ゆる太が言いたかったのはここです。
長年、寝る・座る・立つ・歩く、などの日常動作を繰り返してきた高齢者は成功体験が豊富にあること、これはまぎれもなく高齢者の強みだと思います。
そして何度も言います。
体はもともと、一定の状態を維持する能力があり環境に耐えられるように順応する力が備わっています。
これを踏まえると高齢者は過去に、寝る・座る・立つ・歩く、という日常動作を維持し環境に順応していた経験があるということ、
ならばそれを再現していけば良いということです。
もちろんそんな簡単ではない事はわかっています。加齢とともにそれぞれ病気や怪我があったり環境が変わったりと、簡単に向上していくわけではないですが、その中でゆる太が今まで実施して高齢者の運動能力を向上させた、わかりやすい内容を一部ご紹介します。
筋肉の使い方を理解する作業とメンタル強化
まずは、無意識の動作を意識的に筋肉を使い日常動作に反映させることです。
では、無意識の代表的な運動といえば
【呼吸】
ではないでしょうか。
生きていくために必要な酸素を取り込むために昼夜問わず寝ている間さえも呼吸をし続けています。
実はこの呼吸という機能は意識していないとほとんど筋肉を使っていない運動なのです。
呼吸について「呼吸は最強のトレーニング」をお読みください。↓↓↓↓
ということは、単純に呼吸を意識することで筋肉が活動してくれる
つまり、意識的に筋肉の使い方を理解するということです。
他の運動でも一緒で、例えば椅子から立ち上がるとき
「上半身を前かがみにして、腰部の筋肉で支え、両足のかかと辺りに体重を乗せて、太ももとお尻に力を入れながら膝と股関節を伸ばし立ち上がる。」
凄く簡単に説明しています。
日常動作とは、細かな筋肉の動きから関節を微調整して人の動作を実現させているようにかなり高度なのです。
動作が複雑になるので意識するのが難しいとも言えます。
始めはシンプルで分かりやすい【呼吸】から筋肉動作を理解すると良いです。
では意識的に筋肉を動かすことで、今まで出来なかった動作が出来るようになります。
そして、
動作が出来たことにより、安心感が芽生「まだまだできるぞ」という向上心が生まれます。
これで「もう出来ない」という不安や恐怖心などネガティブな感情が薄れてくれば、前向きに運動を継続するためのモチベーションが高まります。
つまり、メンタルが強化されるということです。
結局は反復練習が必要なのですが、ここで過去の成功体験があるとないとでは回復度が大きく違います。
一旦まとめると
筋肉の使い方を理解して出来なかった動作が出来るようになり、「まだまだできるぞ」という高いモチベーションを持つことで、高齢者の運動能力低下を食い止めて、運動能力向上にギアを上げていく
これが、いままで成功させてきた高齢者へのトレーニングです。
分かりやすい内容をほんの一部だけしかご紹介できませんでしたので、もっと知りたい、「うちの母(父)に」「うちのおじいちゃん(おばあちゃん)に」身近な人にやってもらいたいなど、興味関心を持たれた方はコメント下さい。アドバイスなどさせていただきます。
良くなる人は確実に存在する
22年間パーソナルトレーナーとして活動していますが、出会ったお客様はそれぞれ悩みがあり希望があります。
トレーニングを実施してすぐに変化が出る人もいれば、なかなか変化が出ない人もいます。
しかし諦める必要はありません、トレーニングは確実にあなたの脳と体に刻んでいます。
良くなるための準備をしているのは間違いないです。
ゆる太は諦めません、今までもお客様が希望する体に導いてこれたのはまさに諦めない精神だということを自負しています。
一つ勘違いしてほしくないのが諦めないと我慢するを一緒にしないようにしてください。
決して歯を食いしばって身につけるトレーニングではありません、あまり難しく考えず今まで通り日常生活を送るような、そんな体を作ることを目的で取り組めばきっと良くなります。
まとめ
いかがでしょうか、高齢者の運動能力はまだまだ向上させる可能性があることを今までの経験からお話しました。
ポイント
- 人は回復➩改善を繰り返している
- 高齢者 = 運動能力低下ではない
- 自分で筋肉の使い方が意識できるとモチベーションが高まる
- 日常動作を取り戻す運動は我慢することではない
ほんの一部でしかないですがなにかヒントになれば幸いです。
体はきっと期待に応えてくれる!
ゆる太
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