どうもです。
皆さん何気なく身体を動かし生活されていると思いますが、身体を動かすって凄く高度な機能だと思いませんか?
動作するためには、いろいろな筋肉が協力しあって、歩いたり、走ったり、細かい手作業もできますね。
また、順応性があるので繰り返し継続していくと精度が高まりスムーズにできるようになります。
逆に、一つの筋肉が機能しなくても人間の身体は他の筋肉が補うことで動作することができます。歩行もそうですね歩くためにはいろんな筋肉が関わっていますが、
例えば,麻痺などの後遺症がある方でも他の筋肉が機能して歩くことができます。
今回はそんな歩くために必要な筋肉でも、あまり注目されていない一部の筋肉にスポットをあて、解説していきたいと思います。
すねの筋肉
今回紹介したいのが、”すねの筋肉” です。
すねは漢字で書くと「脛(すね)」あまり馴染みがないですよね。昔は “弁慶の泣きどころ” なんて表現したりも、すねをぶつけたことがある人は分かると思いますが、涙が出るほど痛みを感じる部位です(T_T)
ぶつけると痛いですが、すねの筋肉はスムーズな歩行をするためには非常に重要な筋肉の一つでもあります。
すねの筋肉種類
3種類ありますが、この辺はなんとなくすねの外側についてる筋肉と覚えておいていただければよいかと思います。
すねの筋肉はどんな動作ができるの
足首の動きをサポートする筋肉ですが、主に足首の関節を ”背屈” ”外反”に作用します。
可動域:背屈20°、底屈45°
歩くときにつま先を上にあげて、スムーズにかかとをつくことができます。つまずき転倒防止には必要な動作です。
可動域:外反20°、内反30°
歩行時に足の裏が地面についた時、外反させるように体重をかけておかないと、足が内側に「ぐにゃ」と曲がり内反捻挫の原因になります。
この二つの、可動域をみると
〔背屈20°・底屈45°〕
〔外反20°・内反30°〕
足関節の構造状すねの筋肉で動かせる “背屈と外反” の可動域が狭いのが分かると思いす。
すねの前の筋肉で動かせる範囲は、非常に狭いので伸び縮みしにくい分、疲労が溜まりやすいとも言えますね。
更にいうと、可動域が広いほうが普段から意識しやすく、狭いほうが意識しにくいので狭い ”背屈” ”外反” は使いにくい、結果すねの筋肉が疲労して硬くなってしまうことがあるのです。
すねの筋肉が疲労すると
この、すねの筋肉が疲労し機能しにくい状態になると上手に歩けないです。
つま先が上がらないので、筋肉のゴムのような張力が発揮されず、足の裏をベタっと地面につき擦るような歩き方になります。また立った時のバランスをコントロールするのも弱くなります。
つまずき転倒や捻挫などの怪我もしやすい状態にもなりますね。
あぶない!!
すねの筋肉ケア
歩き方が悪い状態で、歩き続けると他の筋肉も疲労をおこし、怪我もしやすく慢性的に治りにくい身体になります。
出来るだけ早めの対処が大切ですね。
ケア方法
自分では圧しにくいのですが、指の腹を使ってスネの筋肉をグイグイ押してみましょう。もし、自分では圧しにくい場合は誰かに押してもらうとよくほぐれます。
硬く緊張している筋肉は痛みを感じますが、ほぐしていくと血流が良くなり、だんだん痛みが緩和されてきます。
しっかりとほぐすだけで、足が軽くなりスムーズな一歩が出るようになります。
他にも、半身麻痺で ”内反” ”尖足”が顕著に表れている人もこの、すねの前の筋肉をほぐすことで麻痺側の足首の動きを良くする効果もあります。
しっかりほぐせたら、歩いたときに足が軽く感じます。
すねをほぐしたら、正しい歩行で筋肉強化
実際にすねの前の筋肉をほぐした後に、歩いてみると分かると思いますが非常に軽くなります。しっかりとほぐれている状態を確認できたら今度は正しく歩行するように意識しましょう。
筋肉を鍛えることに繋がります。
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他にも座った状態や寝た状態でつま先を上げるトレーニング方法もありますが、歩行ができる身体であればできるだけ、実際に歩行をしながら筋力を身につけていく方が効率が良いです。
まとめ
いかがでしょうか?すねの筋肉は可動域が小さく、大きな筋力を発揮する筋肉ではないのですが動作をする上で、なくてはならない必要な筋肉です。
特に人間の直立二足歩行では、足元のバランス感覚をコントロールする重要な役割も果たしています。
今回は非常にマニアックな部位でした、どの筋肉も基本同じで必ず役割があります。
ただ、現代社会ではどんどん便利なものが増えて、本来の使うべき筋肉動作が減ってきているのは確かです。役割が少ない筋肉はどんどん弱く硬く、機能しにくい状態になり身体は疲れやすくなります。
できるだけ、普段から自分の身体のことを気にしてあげると、ストレッチしたりなどが自然とケアする癖が身についてきます。
身体も期待に応えて健康な状態を維持してくれますよ。無理せずできる範囲で継続していきましょう。
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