どうもです。
今まで幅広く、いろんな年齢層の方たちを見てきましたが、お身体の状態は人それぞれ、生活してきた環境や、そのかたの性格、周りの人からの影響、などによって大きく違います。
実際90歳のトレーニングをして、運動能力を向上する人もいますからね。
逆に20代でも運動能力が低い人もいますし、実年齢と健康年齢は比例しない人が多いです。
長年パーソナルトレーナーをやってきて、年齢はあまり関係ないのかなぁと思いました。
今回はそんな、運動能力や身体機能を維持向上させるための基礎的なお話です。
皆さん自分の運動レベルって把握してますか?
アンケートみたいですけど
〔わかってる・なんとなく・わからない〕
私の回答は
〔わかってる・なんとなく・わからない〕
なんとなくです。
「え?トレーナーなのに把握してないの?」
って言われそうですが、私はいつもなんとなく自分の身体を把握しています。
ちょっと自分の話をしますね、小学生の頃からスポーツは大好きで、少年野球、少年サッカー、テニス、バスケ、柔道、スケート、スノボー、その他いろいろやってきました。
なにかに特価したスポーツはなく、どれもそこそこです。
悲しいですけどゆる太は決して運度神経が良い人ではないのです^^;
そんなゆる太は昔からなんとなく、自分の身体を把握してどんなスポーツでも、
「今はこんな状態だからこうしてみよう」
「これなら出来そう」
と、なんとなくチャレンジし実際やってみたら
「今は無理そう」
「まだ早いかな」
と、出来そうと無理そうを、行ったり来たりしながら身につけていきました。
この感覚って凄く良いと思うです。
自分に無理をしていないので、怪我をせずチャレンジし続ける事が出来るのです。結果がでるのは遅いですが「継続」させるためには、身体を「なんとなく」把握しておくぐらいがちょうど良いです。
身体の調子を見極めて運動効果を上げよう
その日の調子って、気分だったり気温だったり、食べ過ぎた飲み過ぎた、疲労困憊、歩くと足が重い、など病気や怪我じゃなくとも、日によって違います。
前回出来たから今回も出来るか、調子の良い悪いは、その場にならないと分かりません。
調子は常に変化するものなので、やはり「なんとなく」自分の状態を把握しておくと変化に対応しやすいです。
私は指導するにあたって、トレーニング中は身体の調子を「探り」ます。
コミュニケーションをとり、身体を動かしながら、常に分析し、その時の最善なトレーニングを提供するようにしています。
できるだけ調子の良し悪しを素早く対応できることで、大きな浮き沈みがなく一定の状態を維持するためでもあります。
身体の調子を探り運動効果を上げよう
「自分で身体の調子を探るなんて難しそう!」
と思うかもしれませんが、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
普段、立ったり座ったり、歩く、自転車に乗る、など皆さん日常動作をだいたい再現していませんか?
そこから、自分の身体の動作を毎日、探って良い悪いを蓄積していけば良いのです。
「どういうこと?」
例えば
例1
椅子に座ってスマホを見てると(あれ?なんか背中が痛い)←「探り」
少し腰を起こしてみよう(あ!背中の痛みがなくなった)←「探り」
例2
目線をあげ階段を昇っていると(あれ?今日は身体が軽い)←「探り」
視線をさげて背中を丸めて歩くと(う!膝が痛いぞ)←「探り」
このように、身体に「探り」を入れて良い悪いの情報を蓄積していけば、身体にとって自然と良い動きを身につける事ができます。それだけではなく、ギックリ腰や関節痛など大きな痛みを作らないための予防にもなるのです。
また、世の中にはいろんな道具やトレーニング方法がありますが、どれをやるにしても自分の身体をある程度把握して取り組まないと、形だけで身につかないです。
失敗しないためにも、身体を「探る」習慣ずけをし、「なんとなく」自分の身体を把握していきましょう。
自分のレベルが分かってきましたら、これで最適なトレーニングやリハビリを選択する事ができます。
最適なトレーニングをみつけ運動効果を上げよう
1人1人が、最適な運動というものが存在しますが、なかなかビタッとはまるものを探しあてるのって難しいですよね。
しかし基本は先程話した、身体の状態を「探る」ことで最適な運動に導かれます。
分かりやすく過去の指導した経験をお話します。
90歳の女性です、老人施設で生活をされて2年程たちますが、歩行器を使って歩いています。
いつも通り歩行練習をしていると左膝が痛くなりました。私はすぐに姿勢から痛みの原因がわかり、説明しながらポジションを調整しますが、膝、股関節が硬くなかなか正しい姿勢に戻りません、それでも一生懸命歩いている女性の後ろ姿をみていたら、
自然とお尻(骨盤)の位置がスッと良いポジションに入りました。
それ以降は上手に歩き終えました。
話しを聞いてみたら、
「なんとなく、左足の着き方を変えてみたら、痛くなくなった」
と自分で導き出したのですね。
この時点ではまだ偶然にできた事なので、あとは私がその動きを、忘れないようにフォローしてあげた結果、左足の動作をマスターしました。
今回の件があったことで現在の歩行を維持するためには、左足の使い方を意識させながら練習をすることが、新たに加わりました。
このように、日々変化する身体の状態を探りながら、最適な練習方法みつけることでより自分の目標に近づくことができます。
まとめ
どうでしたか、凄く小さなことですが必要なものを積み重ねていけば、必ず身体に変化が出てきます。
自分の身体を把握して、自分に本当に必要なトレーニングやリハビリを選んで「継続」させるほうが将来的に、長く歩くための身体を作ることができるのです。
過信せず、悲観せず、無理なくチャレンジすることで、きっとあなたの身体は期待に応えくれでしょう。
ゆる太
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