どうもです。
皆さん歩いている時に突然、股関節が痛くなったことはありませんか?
股関節の痛みが酷くなると、変形性股関節症なんて病気にもありますね。
過去に変形性股関節症を患ったかたや、人工股関節を入れたかたの指導も行ってきましたが、痛みなどから非常に歩くのに苦労している方が多かったです。
今回は、股関節の痛みや病気に携わって経験したことを皆さんのリハビリに活かしてもらえればと思っています。
目次
股関節の構造を理解し痛みを予防しよう
股関節って、どういうイメージですかね?
太ももの付け根、よくストレッチで「股関節を伸ばしましょう」なんてありますがこんな感じですよね。
実際は
この大腿骨頭(だいたいこつとう)と書いてある丸い部分が、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)に埋まっているのが「股関節」ですね。
股関節の動きは
6つの動きがあります。
屈曲↓
伸展↓
外転↓
内転↓
外旋・内旋↓
股関節を動かす筋肉
この6つの動きをするための筋肉がそれぞれたくさんあります。
その他の関節もそうですが、これだけの筋肉が協力して、人間は動作することができるのですね。
ちなみに
骨や軟骨は痛みを感じない
ご存知の方もいると思いますが、骨や軟骨には神経がないので直接痛みを感じません。
股関節に痛みを感じるのは、骨や関節の周りを包んでいる「骨膜(こつまく)」や「関節包(かんせつほう)」 に炎症が生じたときに痛みを感じるのです。
炎症性の痛みの場合は「安静」「アイシング」が基本ですね。
無理して歩いたら酷くなる一方です。
構造を理解したら正しく筋肉を使おう
極論ですが、「つま先立ちで生活してください」と言われたらできないことはないですが、かなりしんどいのではないですか
無理して続けたらどこかに負担がかかり関節の病気にもなりかねません。
正しく筋肉を使うことで、素早く身体を適正なポジションにもっていき、筋肉を休めさせる状態にすることが重要です。
そうすることで筋肉は柔軟性を維持し元気でいられます。
股関節を動かす重要なお尻の筋肉
今回は、中殿筋(ちゅうでんきん)が原因の場合で考えていきたいと思います。
骨盤と大腿骨につながっている筋肉です。
分かりやすく言い換えると「お尻と太ももをつないでいる筋肉」です。
中殿筋が機能した時の股関節動作は
足を外側に開くときが中殿筋が機能している動作ですね。
この中殿筋は歩く時に大切な役割をします。
中殿筋を機能させて歩く
歩くときに必ず片足になる瞬間があると思います。そん時の地面についている軸足に体重が乗っている時が本来の機能を発揮している状態なのです。
逆に乗せきれてないときは中殿筋が伸びたまま緊張しています。
そんな筋肉は非常に疲弊しやすい状態で、このまま繰り返し歩くと結果、筋肉への炎症を起こして股関節痛となり歩けなくなります。
中殿筋(お尻)を鍛えて予防しよう
サイドキック
真横に寝てもらい、上になっている足を真上に上げます。お尻の横が硬く感じるところまで上げます。ゆっくりと下げてと繰り返しおこないましょう。
注意:足を上げ過ぎないようにしましょう、上げ過ぎると腰部の筋肉を使ったりと本来の筋肉以外に効いてしまうので気をつけて下さい。
片足立ち
足を肩幅ぐらいに広げて、膝、腰を伸ばし、胸を起こした状態で片方に体重を乗せます。
乗せた時に膝は伸ばしたままおこなうと、中殿筋に効いているのがわかります。
3秒停止してもとに戻し、反対の足に体重を乗せてまた3秒停止してもとに戻します。
これを10回繰り返しおこないましょう。
注意:片足でのトレーニングになるので、バランスを崩してもすぐに掴まれるところで行ってください。安全は必ず確保しておきましょう。
四股(しこ)
両手を太ももの上に乗せ腰を落とします。 膝を曲げた状態で片方の足を持ち上げて下ろします。反対も同じように片足を持ち上げて下ろします。
最初はあまり高く上げ過ぎないようにゆっくりとおこないましょう。
注意:片足への負荷が高いので、膝や股関節に痛みが出ないようにおこないましょう。
いろいろトレーニング方法はありますが、できれば歩行を意識して鍛えていけると良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?歩くためには中殿筋の重要性がわかったと思います。正しく使っていれば問題はないのですが、歩き方が悪くバランスを崩した状態で歩き続けると痛みの原因になってしまうのですね。
もとを考えると股関節が悪いのではなく、歩き方が悪くなり筋肉を正しく使わなかったことで、酷くなったということになります。
世の中には予備軍の方が多いですよ、まだ間に合いますので今から取り組んでみましょう。身体はきっと期待に応えてくれますよ。
ゆる太
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