どうもです。
年を重ねると何かしら体の不具合が出てきますよね、特に腰周りの痛みや関節の病気を抱えている人は多いと思いますし、重症化してしまい手術の経験がある方もいるのではないでしょうか?
今回は腰周りの骨の病気から、脊柱管狭窄症手術後の自宅リハビリトレーニング、についてを記事にしていきたいと思います。
今まで高齢者のパーソナルトレーニングをたくさんおこなってきましたが、脊柱管狭窄症の手術を受けていた方が多かったです。
そんな経験談から脊柱管狭窄症手術後の体の特徴など解説します。
手術を受けた部位の周りは硬くなる
病気をして手術を受けた方は分かると思いますが、処置した部位の筋肉や周辺の関節などが硬くなり可動域が狭くなる傾向があります。
当たり前ではありますが手術を受けた部位は痛みもありますし、無理して動けば傷口を広げる恐れもあるので今まで通りすぐに元の動作はできないです。
更に動作することに恐怖心が自然と生まれ、無意識に筋肉は緊張しやすく体は硬くなります。
それを踏まえて今回の脊柱管狭窄症の場合であてはめていうと、腰周りの筋肉が硬くなりやすく可動域が狭くなっています。
もちろん、みなさんは手術は成功し病院でリハビリを受けて動作できるようになってから自宅に帰り生活しているのですが、それでもいつの間にか無意識に部位をかばい腰周りを硬くし柔軟性が極めて少ない状態で生活している方が非常に多いです。
心当たりがある方もいるのではないでしょうか?
「手術したから無理はできない」
なんて思っている方もいると思いますが、まったくの逆でせっかく手術して治してもらったのだから積極的な正しい動作をすることを心掛けて生活することでより体は向上していきます。
もちろん禁忌を避けながら正しい動作です。
安心を増やして正しく動く
ゆる太は今まで脊柱管狭窄症の手術を受けた方のパーソナルトレーニングをおこなってきました。
そんな中、共通することがあります。
重心を乗せきれていないということ
分かりやすく歩行で言うと、重心を乗せきる前に次の1歩を出して移動しようとしています。
なにが悪いのかというと、関節を支えるための筋肉が低下し関節に負担がかかっているからです。
厄介なのが、1回間違った動作をしたぐらいでは特に筋肉は低下するわけでもなく普通に歩けてしまいこの動作を何年、何十年も繰り返しおこなった結果、筋肉は弱くなり疲労が蓄積されて関節への痛みやとして表られるのです。
じわじわと効いてくるボディーブローのように。
スポーツでも同じで例えば、ゴルフのスイングは両手でクラブを握り体を捻転させて筋肉の張力を利用し球を遠くに飛ばしますが、その時の重心を一定に保つことが出来なければ力がボールに伝わらず球は遠くに飛んでいきません。そうなると今度は力任せや手打ちになったりと力のバランスが悪くなり筋肉の強弱が大きく体に代償として表れ、筋肉や関節を痛めてしまう方がいます。
どうすればよいかというと、まずは自分の体のことを「気づく」「知る」ことが大事になります。
今のあなたの姿勢や歩き方のどこが間違っているかを「気づく」それに対して正しい動作を「知る」ことでスランプから脱します。
これって、うまくいかない原因が分かるだけで精神的にも肉体的にもすごく負担が減ります。つまりあなたは弱点に気づくことからはじめれば良いのです。
では弱点とは
例えば、
「下り坂道で歩くと止まれずにどんどん前に進んでしまう」
なんて方がいます。
これは歩く時の姿勢が前傾になり過ぎていることが原因ですが、そこに気づけているかどうかで正しい重心の位置を意識することができるようになり、日常でつまずき転倒の予防にもなります。
自分の体に「気づく」ことで、安心した日常生活が送れますね。
そして「気づく」ことができたら次に、あなたにとって正しい動作を「知る」ことで身につけることが出来ます。
一般的に正しい姿勢や正しい歩行と呼ばれているものは、ネットで調べればいくらでも出てきますが、ここで重要なのは自分にとっての正しい動作とは何かということ
これは先ほどの、自分の体の癖や弱点に気づいていれば正しい動作には辿り着きます。
スポーツで例えると、
「初めてアイススケートをやりましたが腰が引けてスムーズに滑れません」
このまま滑り続けていても全身は緊張した状態なので、すぐに疲れてしまいます。ここでの弱点は「腰が引けて」がポイントでここに気づけていれば改善は可能です。
重心がお尻と共に後ろに下がっているので姿勢を起こし、重心を自分の中心に乗せ、バランスをコントロールすることでスムーズな推進力が生まれます。
一般的なスポーツはもともと楽しむという目的があるので、向上心もありだんだんと動作が上手になってきますが、歩行や姿勢は日常に溶け込み過ぎて悪い姿勢や歩行でも目的地に辿り着けるので、あまり向上させようという意識をもっている人が少ないと思います。
自宅でのリハビリトレーニングを行う上で非常にだいじなことで、あなたの体はどうしたらもっと良くなるのかを「知る」ことで今よりも向上させていくことが出来ます。
例えば、
脊柱管狭窄症の手術を受けリハビリし歩けるようになり自宅に帰ってからも順調に立ったり座ったり歩いたりと日常生活を送れるようになりました。
一見問題なさそうですがどうでしょうか?
過去の経験から実際にお会いしてみると、腰周りの筋肉に緊張があり歩行時の捻転が出来ない、立った時の正しい重心がとれない、など筋肉のバランスが悪く、人によって足を引きずるように歩いている人もいます。
ただ体の弱点となる情報がしっかりと把握できたらこの後のトレーニングは組み立てやすいです。
あとは体の不具合にあったトレーニングをおこなっていけば今よりも向上させていくことが出来ます。
あなたにとって正しい動作を「知る」ことで日常にも反映され生活動作をすることで体は勝手に健康になってくれるところまでもっていけると良いですね。
まとめ
脊柱管狭窄症をテーマでしたが、脊柱管狭窄症に限らず自宅リハビリをやる場合は結局は体のことに「気づく」「知る」ことが大事となります。
- 手術を受けた部位は関節や筋肉が硬くなる
- 自分の体の弱点に気づくこと
- 自分にとって必要なトレーニングを取り入れること
この3つが脊柱管狭窄症の手術を受けたあとの自宅でのリハビリで必要なことになります。
過保護にならないようにでも無理しないようにトレーニングができると良いですね、そこのバランスが難しいですがもし分からない場合はご質問くださいアドバイスさせて頂きます。
ゆる太