どうもです。
緊急事態宣言が解除されて徐々に人が動き始めてきましたが、新型コロナウイルスは無くなったわけではないのでウイルスと共存できるように気を付けながら生活していけると良いですね。
ゆる太のお客様には80代の女性で軽い認知症の方がいます。今回の新型コロナウイルスが出てから認知症のお客様の様子が変わってきてびっくりしたことがありました。
世間は新型コロナウイルス関連のネガティブなニュースや外出するときは「マスクを着用」「三密は避けよう」など、今までの日常ではなった新たなルールが出来て大変な状況になりましたが
お客様の様子がいつもと違う?
「あれ?なんかしっかりしてきている!」
今回は新型コロナウイルスが猛威を振るっているなか環境が大きく変わったにもかかわらず体がしっかりしてきた、お客様のお話をしたいと思います。
環境の変化が心と体を強くする
まず、新型コロナウイルスが流行る前のお客様の様子を簡単に説明すると、お客様は軽い認知症があるので普段から説明した内容やメモを取っても忘れがちで、できないことは周りがサポートするような生活をしています。
ゆる太はパーソナルトレーニングを実施するためにご自宅でお客様のストレッチ、歩行や姿勢など必要な指導をおこないますが、なかなか言われたことをスムーズに実施するのは難しく何度も反復練習を重ねてやっとできるようになる、という感じです。
そんななか今回、新型コロナウイルスが流行り世界が大変なことになり緊急事態宣言が出され、4月5月は日本中が外出自粛で非日常的な大変な環境になりました。
補足ですが、ゆる太も緊急事態宣言が出されてからトレーニングがすぐにでも必要なお客様のみ最小限にし、パーソナルトレーニングをおこなっていました。今回のお客様はご家族の強い要望でマスク着用手洗いうがいを徹底したなかパーソナルトレーニングを実施しています。
お客様の変化を感じたのが4月半ば辺りから、いつも通りゆる太は
「イチ、ニ、サン」
と声をかけながら体操をはじめましたが、お客様も一緒に
「イチ、ニ、サン」
と声を発しています。今までなかったことで驚きました。
それだけではありません、今までと違い体の動作も大きく、伸びたり、縮めたり、ひねったり、と出来ているではありませんか!
ご家族にも報告し、よくよく話を聞いてみると4月に入ってから
「言動がしっかりしてきた」
ということを聞いて、一つ仮説が生まれました。
もしかしたら、今回の非日常的な環境が刺激になり気持ちや体を強く保てるきっかけになったのではないか、と
もちろん統計をとったはわけではないですし因果関係は分かりませんが、ただ目の前にいる人がこんなにも良くなっているという事実に衝撃的でした。
ほどよい刺激(ストレス)は体の維持、向上につながる
今回の新型コロナウイルスはルールを強制的に変えるぐらいの強い刺激でしたので、ネガティブになる人も多かったのではないでしょうか。
ただ、変化を取り入れて刺激を与えていくことは良さそうなので安全な範囲で取り入れていくと良いと思います。
例えば、毎朝ウォーキングをするや週に2回は筋肉トレーニングをするなど宿題を自分に課すことで強制的な環境変化を取り入れ、健康を維持、向上させるための刺激(ストレス)を与える
ことならできそうですよね。
ゆる太の出張パーソナルトレーニングはそれを担っていて、お客様に日時を決めてもらったら雨の日も風の日も、物理的な障害がない限り必ずご自宅にお伺いしトレーニングを実施します。
これって結構重要で、自分一人でやるよりも誰かと一緒にやることで継続しやすい傾向があり、また辞めてしまうことの防止、抑制にもつながっています。
例えば「今日は雨だから運動は辞めよう」みたいなことってあると思うのですが、ゆる太は雨の日も必ずお伺いするので「せっかく約束しているなら」と辞めるという選択肢のブレーキになってくれます。
出張パーソナルトレーニングはお客様の指導はもちろん、応援と時には尻を叩いて促す、ような役割がありますね。
こにような刺激が生きる活力になり、メンタルと体を強く保とうとするきっかけになるのです。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスにより社会にも大きな影響をもたらし多くの人がストレスを感じたと思いますが、今回のお客様のようにストレスを上手にプラスのエネルギーに変えて強くなった方もいます。
あながちニュースで取り上げているネガティブな内容だけではなく、良い影響を受けている人もいるということです。
- ほど良いストレスはメンタルと体を維持、向上させる
- 自分で安全なストレス環境をつくる
- 一人よりも一緒にやってくれる人がいると継続する
人間は順応性があり環境の変化に適応する力があることがわかりました。上手にストレスを味方につけることが出来たら、年をとっても毎日楽しく過ごせるようになるのではないでしょうか。
ゆる太